眠りを極める

働き盛りの30~50代が 眠りに関するトラブル が多く悩みを抱えている

若い頃のように快眠できないのは?

「学生時代や新入社員のころはよく眠れたのに、今は途中で夜中に目が覚めたりして…」というのはよく言われることです。

「どうすれば ぐっすり眠ったな と思えるような熟睡ができるようになるのでしょうか? 実際、こういう悩みを抱えている働き盛りの年代の方は、結構多いのではないでしょうか。

だいたい30歳半ばあたりから、自分の「眠り」について自信がなくなり、睡眠への関心が強くなるひとが増えてくるのが特徴です。

「昔はベッドに入ったらあっという間に寝入っていたのに、今はなかなか眠れない」「7時間くらいは寝ているのに、起きるのがつらい」「以前のようにシャキッと起きられない」「日中もなんだかぽんやりしてしまい、集中力が落ちている気がする」

こうした悩みは、実は、ごくごく自然な悩みといえます。なぜなら、ぐっすり眠れていた子ども時代や20代のころと40代前後では、睡眠の質やパターンが変わってくるからです。

加齢により睡眠の質がかわってくる

年齢によって、睡眠パターンは変化します。赤ちゃんから6~7歳ごろまでは、夜も寝るけれど昼寝もするという「 多相性睡眠 」というパターンです。

次に10歳を超えてくると睡眠は夜だけの「 単相性睡眠 」になります。青年期・壮年期は単相性睡眠ですが、還暦を過ぎて高齢者になってくると、再び「 多相性睡眠 」になってきます。

では、睡眠パターンに関しては、老人になると完全に子ども返りをしてしまうのでしょうか。そういうわけではありません。むしろ年を取ると、子どものようにぐっすり眠るのは難しくなります。子どもは昼間のうちは元気に遊んでいますが、お年寄りは日中でも刺激がないと、すぐに眠くなってしまいます。

病院での脳波検査は暗くて静かな部屋で行うのですが、お年寄りの場合はたいていすぐに寝入ってしまいます。そして、少しの音ですぐに目が覚めてしまいます。

また、睡眠リズムが早まり、早寝早起きパターンになってきます。年を取ると早起きになるのは、加齢によって睡眠も変化するからなのです。
からだの老化も、夜の睡眠に影響します。たとえば夜中のトイレ。夜寝ているあいだは、尿の生産を少なくするホルモンが働いています。このホルモンは年を取ると分泌が悪くなります。夜中にトイレに行く回数が増えるのは、このホルモン変動の老化も原因です。さらに高齢になると、腎機能低下、男性ならば前立腺肥大症の問題も生じてきます。

高齢のかたのケースばかりをお話ししましたが、こうした変化が40歳前後から、少しずつ起きてくるのです。40歳前後から自分の睡眠に自信がなくなってくるかたが多いのは、40歳といぅ年齢が、男性ならば仕事にいちばん脂ののっているころであること、女性ならば仕事はもちろん、家事、育児などで多忙な毎日を送るかたが多く、「若いころに比べてムリできないな」と感じる年齢だからなのでしょう。

睡眠の質が高くなればアンチエイジングも可能

年を取ることで睡眠がどう変化するかをまとめると、次のようになります。

  1. 寝付くのに時間がかかってしまう
  2. ベッドに入っている時間のうち、実際に眠っている時間が減る(睡眠効率が悪くなる)
  3. 除波睡眠と呼ばれる深い眠りが減ってしまい、浅い睡眠が多くなる
  4. レム睡眠が短くなる

「徐波睡眠」や「レム睡眠」などにの変化が、30歳代後半から40歳代になるかならないかのころからチラホラと出てくきます。
しかし、睡眠も年を取るという事実を知っていれば、あわてることはありません。加齢によって睡眠相が前進し、早起きになってくる傾向があるのは間違いないので、生活を朝型にシフトするのも有効です。

また、短時間の昼寝や睡眠環境・寝具の改善によって、「睡眠のアンチ・エイジング」をすればいいのです。体力や集中力が年とともに衰えることについては、一般的に受け入れられていますが、睡眠の老化についてはあまり知られていません。

「年を取ると寝ることまでダメになってしまうのか?」などとこぼさずに、変化をポジティヴに捉えましょう。朝型人間にチェンジするチャンス、昼寝がしやすくなる、寝具のグレードアップを楽しむ、などなど。からだの変化とうまくつきあっていくのも、人生を豊かにするうえで大切なスキルだと思います。

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