睡眠時間

あなたはロングスリーパー? ショートスリーパー?

習慣的な睡眠時間が9時間以上の人をロングスリーパー、また、6時間以下の人をショートスリーパーと呼びます。睡眠時間の長短には遺伝的なもの、年齢などがありますが、さらにはその人の性格や行動が関係することも大きいのです。

他人の意見に左右されるのが嫌いで、繊細で、どちらかというと内向的な性格の人には、ロングスリーパーが多いといわれています。そして、仕事も遊びもバリバリ元気にこなし、物事にもそれほどこだわらず、外向的な人には、ショートスリーパーが多いようです。

このように睡眠時間が性格によって左右されるのには、脳の疲労度が関係しています。例えば、ロングスリーパーは、物事を考えすぎて実行に移るまでに試行錯誤します。また、実行した後も悩んでみたり後悔したりと脳を酷使しがちで、脳が疲れてくれば当然休息したくなります。ショートスリーパーは、反対に、実行するまでの試行錯誤が少なく、たとえ失敗したとしてもあまり気にはせず、脳がそれほど疲れないので、睡眠時間も少なめで大丈夫なのです。

ロングスリーパーとショートスリーパーを取り上げてきましたが、実際には、この中間にあたるバリアブルスリーパーと呼ばれる人が多いのです。睡眠時間が6時間~9時間の人ですね。ほとんどの人が、物事が順調に進んでいて心身ともに元気な時には睡眠時間は短く、逆に調子が悪く、落ち込んでいる時には睡眠時間が長くなります。

ストレスが多いと睡眠時間が増える

眠りに対する人間の要求は毎日一定ではなく、その日によって高くなったり低くなったりします。この睡眠の要求量を増やす大きな原因となるもの、それはストレスです。ストレスは、脳細胞を疲れさせます。ストレスがかかっている状態が何日も続くと、眠っても眠ってもまだ眠り足りないと感じたことはありませんか?

睡眠要求が低下し元気でいられるのは、いろいろな事が順調にいっている時期や、毎日楽しく過ごしている時です。仕事がうまくいかなかったり、生活が急に変わったりした時には、憂鬱だったりストレスを受けたりしていて睡眠要求が高くなります。女性の場合だと、生理の前になると眠れなくなる人も多いようです。

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